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【管理栄養士監修】りんごのカロリーは?気になるダイエット効果【他の果物との比較】

【管理栄養士監修】りんごのカロリーは?気になるダイエット効果【他の果物との比較】
加藤ゆうき
監修者

加藤ゆうき

管理栄養士

りんごはとても身近な果物なので、手にする機会も多いのではないでしょうか。美味しくて甘い分、カロリーも高いのかな?と心配に思う人もいるかも知れませんが、実はりんごはダイエットに良い効果が期待できる果物なんです!今回はりんごのカロリーや栄養価など、ダイエットに効果的な理由を紹介していきます。

そもそもカロリーとは?

カロリーは甘さと無関係

市販の食品に必ず表記されているカロリーは、車にとってのガソリンのように、人間が生きていく上で必要不可欠な「エネルギー」の単位です。このエネルギーは、年齢や運動量によって必要な値が変わります。

食べ物に含まれるエネルギーは大まかに脂質、炭水化物、タンパク質の3つに分類され、そのバランスからカロリーの数値や内容が変わるので「甘さ=カロリー」というわけではありません。例えば白米やショートケーキは、同じ量の果物に比べて約10倍近いカロリーがあります。

ダイエットに必要なのは?

重要なのは食事内容と適度な運動ですが、その上で自分の体に適したカロリーコントロールは欠かせません。普段から食べている食べ物のカロリーや栄養素を把握しておくことは、ダイエットにとても役立ちます。栄養バランスを整える事こそがダイエットへの近道と言えるでしょう。

りんごのカロリーは チョコレートの10分の1

品種によって異なるため一概には言えませんが、りんごのカロリーはMサイズ1個(255g)で138kcal、​​一切れ(1/6個)40gで20kcalです。100gあたりで他の食べ物と比較してみると、りんごが54kcal、白米が130kcal、ミルクチョコレートは545kcalほどです。ちなみに茶碗一杯(約150g)234kcalなので、比較するとりんごのカロリーは4分の1以下になります。

ぶどうやマンゴーに比べてヘルシー!

先ほどはりんごの品種ごとにカロリーを比べてみましたが、次は他の果物と比べてみましょう。

果物 カロリー
りんご 57kcal
みかん 46kcal
60kcal
キウイ 59kcal
43kcal
いちご 34kcal
オレンジ 46kcal
ぶどう 59kcal
すいか 37kcal
メロン 42kcal
40kcal
マンゴー 64kcal

りんごのカロリーは他の果物に比べて特別低いわけではありませんが、先ほどの例のように砂糖がたくさん使われているものに比べると果物同士の差はほとんどありません。ちなみに果物を1日に200g取り入れることでバランスのとれた食生活が目指せると言われています。りんごの場合1個(可食部)255gほどなので、1日の目安量としては半分〜1個が適量です。

ダイエットに効果的な3つの理由

血糖値の上昇を抑える

りんごにはペクチンという食物繊維が含まれています。水に溶けるとゼリー状になり小腸での栄養素の吸収を抑えるため、血糖値の急激な上昇を抑えてくれる働きがあります。血糖値が急激に上昇すると、インスリンというホルモンが血糖値を下げようと分泌し、血液中の糖分を脂肪が皮下脂肪として蓄積してしまいます。このような現象を、りんごが含む食物繊維が防ぎ血糖値の上昇を抑える役割があります。

食欲増長を抑える

実はインスリンが与えるダイエットへの悪影響は他にもあります。血糖値が急激に上昇した時、インスリンが必要以上に分泌されてしまうと、逆に血糖値が急降下し食欲が増してしまうのです。りんごの食物繊維は、食べたのにまた食べたくなる負の連鎖に陥ってしまうのを抑える効果も期待できます。

内臓脂肪を減らす

りんごに多く含まれるプロシアニジンというポリフェノールは、悪玉コレステロールの増加を抑えたり、脂質代謝を促進したりします。悪玉コレステロールの値が高くなると、動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高くなります。ポリフェノールはりんごの皮の部分に多く含まれているので、可能であれば皮ごと食べるのがおすすめです。

りんごはダイエットの味方だった!

りんごは、ダイエットに向いている栄養素を含む果物だとお分かりいただけたでしょうか?

りんごは気軽に手に入るので、ダイエット食として続けやすいところも魅力の一つです。毎日の生活にりんごを取り入れて、無理なく美味しくダイエットを楽しみましょう!

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加藤ゆうき
監修者

加藤ゆうき

管理栄養士

管理栄養士として保健センター、透析専門クリニックに勤務し栄養指導業務を行う。 現在はフリーランスの管理栄養士として、ケータリングサービスのメニュー開発や、Web等の記事の執筆を行う。