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【管理栄養士監修】りんごは血糖値の上昇を抑える?りんごと糖尿病の関係性や効果を解説!

【管理栄養士監修】りんごは血糖値の上昇を抑える?りんごと糖尿病の関係性や効果を解説!
加藤ゆうき
監修者

加藤ゆうき

管理栄養士

糖尿病を患っていると、甘い物は控えるように言われるため、食べると症状が悪化するのではないかと思ってしまいますよね。しかし、甘くて美味しい果物であるりんごは、1日の摂取量を守れば、むしろ食べた方が健康に良いともいわれています。

今回は、りんごと糖尿病の関係性や、糖尿病の方が気をつけるべき点について解説します◎

りんごが持つ糖尿病への効果

まずは、りんごが持つ糖尿病への効果について解説します。

りんごの甘さは果糖

りんごを食べると甘く感じますが、その甘さは果糖という果物に含まれる糖類の一種です。果物にはたくさんの糖が含まれているため、摂りすぎると中性脂肪が増え肥満の原因にもなります。

しかし、りんごに含まれる果糖は同じ量の砂糖と比べると甘く感じられます。砂糖がたくさん使われているお菓子を食べるよりも、りんごを食べるほうが糖を控えられます。

その上、りんごには満足感を感じられる食べ物なので、カロリーを抑えられます。糖尿病の方や、ダイエット中の置き換えやデザートにピッタリです。

血糖値の上昇を抑える

りんごには水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれており、そのうちペクチンと呼ばれる水溶性の食物繊維が多く含まれています。水溶性の食物繊維は水に溶けるとゼリー状になり、食べ物にまとわりつくことで糖の吸収を抑えて血糖値の上昇を抑えてくれます。炭水化物を摂取後の血糖値の変化を調べたところ、りんごをよく食べる人は血糖値が上がりにくいという研究結果もあります。

動脈硬化を防ぐ

 動脈硬化の要因となるコレステロールの多い食事を摂る時にりんごを一緒に食べると、食物繊維(ペクチン)が余分なコレステロールを体外に排出してくれます。1ヶ月間、毎日りんごを食べ続けると動脈硬化の原因である酸化LDLが大幅に減少したという研究結果もあります。食物繊維は皮の部分に多く含まれているので、可能であれば皮ごと食べましょう。動脈硬化の予防になります。

りんごを食べたら糖尿病のリスクが上がる?

結論からいうとりんごは適正量を守って食べていれば、糖尿病にはなりません。むしろ果物を日常的に摂取していると糖尿病のリスクが低下することが、多くの研究で明らかになっています。
さらに、りんごに含まれるポリフェノールはインスリンの正常な分泌を維持に役立つ可能性があるとの研究もあります。

糖尿病患者がりんごを食べるときの注意点

ここからは、糖尿病を患っている人がりんごを食べるときに注意すべき点を紹介します。

適正量を守ろう

糖尿病の症状によって違いがありますが、1日に安心して摂ることのできる果物の量は80gです。80gというと普通の大きさのりんごの1/3ほど、小さめのものなら1/2ほどです。適正量を守り、毎日の生活に取り入れることが何より重要になります。

ジュースには気をつけよう

りんごジュースの1日の目安量は200cc(コップ一杯)ほどです。ジュースだとごくごく飲めてしまうので、つい糖分を摂りすぎてしまいます。必ず量を決めてから飲むように心がけが必要です。

濃縮還元のジュースには食物繊維がほとんど含まれていないので、裏面の記載をしっかりチェックしてから購入しましょう。

りんごは糖尿病のリスクよりメリットの方が多かった!

糖尿病を患っていると甘い果物は、避けたほうがよいと考えますが、りんごにおいてはむしろ摂取するべきだという事がわかりました。りんごは食べ応えがあり、満足感が長時間持続するフルーツです。それは糖尿病の食事療法において欠かせない「間食防止」や「カロリー管理」にも繋がります。毎日の生活に上手にりんごを取り入れて、美味しく健康を目指しましょう!

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加藤ゆうき
監修者

加藤ゆうき

管理栄養士

管理栄養士として保健センター、透析専門クリニックに勤務し栄養指導業務を行う。 現在はフリーランスの管理栄養士として、ケータリングサービスのメニュー開発や、Web等の記事の執筆を行う。