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【管理栄養士監修】りんごは皮の栄養と美味しい食べ方!

【管理栄養士監修】りんごは皮の栄養と美味しい食べ方!
加藤ゆうき
監修者

加藤ゆうき

管理栄養士

りんごを食べるとき、皮も一緒に食べますか?それとも剥いていますか?りんごには健康や美容に良い栄養素がたくさん含まれていますが、実は皮にも同様の栄養素が含まれています。今回はりんごの皮に含まれる栄養素など、皮ごと食べるメリットや、注意点などを紹介していきます。

りんごの皮にはこんなに栄養が入ってた!

食物繊維

りんごにはペクチンと呼ばれる食物繊維が含まれています。果肉だけの場合100gあたりに1.4gのアップルペクチンが含まれており、皮付きだと1.9g含まれます。

食物繊維は便秘解消だけでなく、肥満の原因となる血糖値の急激な上昇も抑えてくれます。

βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変わることによって、皮膚や粘膜の健康のをサポートします。また、抗酸化作用や免疫活性化作用があるので健康維持には欠かせない栄養素の一つです。

皮なしの状態だとりんご100gに対して1.5μgしか含まれていませんが、皮も加えて食べることで倍近くもβカロテンを摂取できるようになります。

ビタミンC

ビタミンCは酸化防止機能があり、日常生活で受けるさまざまなダメージから体を守ってくれます。シミやガンなどの原因である活性酸素を安全な物質に変えたり、皮膚の主成分であるコラーゲンを作り出したりします。鉄の吸収を促す役割もあり、傷や病気の回復や貧血予防に欠かせない物質です。

りんごにはまだまだ沢山の良い作用がある!

ほかにもりんごの皮を食べることで、貧血を防ぐ葉酸、善玉コレステロールを増やすパントテン酸、生活習慣病を防ぐβクリプトキサンチンなどの栄養素を摂取できます。さらに骨や筋肉の機能に欠かせないカルシウム、酵素の活動を支えるマグネシウム、味覚や肌の健康に欠かせない亜鉛など、りんごの皮にはたくさんの栄養素が含まれています。

農薬は大丈夫なの…?

皮ごと食べると心配になるのは、皮に付着している農薬です。実際にりんごに付着している農薬量を調べた福岡市食品衛生所の調査によると、果肉からは一切検出されなかったものの、皮からはごく微量の農薬が検出されています。

ただし、検出されたと言っても、健康に影響のあるとされる基準値を下回っているため問題はありません。しかも、この結果はあくまでも皮を洗わずに食べた場合です。皮を水で洗うとさらに農薬量が少なくなるので安心して食べることができます!

皮も一緒に食べるおすすめの食べ方

丸かじり

1番ポピュラーで簡単な食べ方ですが、実はとてもいい効果があります!りんごの繊維によって歯が清掃されます。そして、皮ごとかぶりつくと咀嚼する回数も増えるので、唾液も沢山分泌されます。これによって歯肉が丈夫になり、口内の菌を抑えてくれるのです。そして何と言ってもこの食べ方は早食いを防ぎ、満腹中枢を刺激してくれるので、ダイエット中の人にもおすすめです!

スターカット

皮ごと食べるのに抵抗のある人や、皮の食感が気になる人におすすめしたい切り方はスターカットです。りんごを輪切りにすると、芯の部分が星のように見えるためこの名前で呼ばれています。この切り方のポイントは、ひと口あたりの皮の量が少ないので食感が気にならないことです。見た目も可愛いので皮を食べるのに慣れない人は、まずこの切り方で試してみるのもいいかもしれません。

りんごの切り方について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

りんごの栄養素を丸ごと味わおう!

今回はりんごの皮に含まれる栄養素や、皮ごと食べるメリットについて紹介しました。皮の食感に慣れると、歯ざわりが気にならなくなってきます。むしろ食感に良いアクセントがプラスされ、さらに美味しいと感じるように!りんごの皮には、捨てるのはもったいない程の栄養素が沢山含まれています。洗えば農薬の心配もほとんどないので、安心して丸ごと楽しんでみてください。

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加藤ゆうき
監修者

加藤ゆうき

管理栄養士

管理栄養士として保健センター、透析専門クリニックに勤務し栄養指導業務を行う。 現在はフリーランスの管理栄養士として、ケータリングサービスのメニュー開発や、Web等の記事の執筆を行う。