りんごは大袋や箱で買った方がお得と分かっていても、食べ切れずに無駄にしてしまうかも?と、なかなか大量買いはできないものです。実は正しい保存方法と、ちょっとした工夫でりんごは美味しさを長持ちさせることが可能です。
今回は、そんなりんごの保存方法と食べきれないときに役立つ大量消費レシピを紹介します◎
りんごの賞味期限は?
りんごを含む果物や野菜には賞味期限の表示義務はなく、何日以内に食べる必要があるのか明確に定まっていません。しかし、一般的に考えられる日持ちの目安は存在します。この日数をおさえておくだけでも、りんごを美味しく消費しやすくなりますよ。
ここでは、カットする前とカットした後のりんごの日持ちを紹介します。
カットする前のりんごの日持ち
りんごは生鮮食品なので、保存の仕方によって大きく保存期間が変わります。丸ごと保存した場合の保存期間はおおよそ常温で1週間程度、冷蔵では2週間から長くて1か月程度といわれています。
しかし、りんごは寒いところで育つ果物なので、温度によってはこれよりも保存期間が短くなる場合があり注意が必要です。また、品種によってもバラつきがあり、蜜が多く入っているものは日持ちが短く、晩生種は日持ちが長い傾向にあります。
りんごの品種について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
りんごの品種はどれくらいある?それぞれの特徴と旬の時期 | ひうまブログ
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カットした後のりんごの日持ち
りんごは切ってしまうとすぐに変色し、酸化するイメージがありますよね。実際、切った瞬間から劣化が始まるため、できればその日中、遅くとも翌日には食べ切るのがおすすめです。カットしたりんごを保存する際は、できるだけ空気に触れさせないようしっかりとラップをし、冷蔵庫に入れましょう。
りんごを日持ちさせる保存方法
ここからは、りんごをできるだけ長く日持ちさせる保存方法を紹介します。
りんごを丸ごと保存する場合
まずは、りんごを丸ごと保存する場合の手順です。
手順1:ペーパータオルか新聞紙で覆う
ペーパータオルや新聞紙などでりんごを覆うことで水分の蒸発を抑えるとともに、蒸発した水分が原因でりんごが傷むのを防ぐことができます。
手順2:ポリ袋に入れて口を閉じる
りんごから出るエチレンガスは、他の野菜や果物の成熟を早めてしまうので、それを防ぐためにも袋の口はしっかりと結びましょう。なお、未熟なりんごは2〜3個ずつまとめてポリ袋に入れておくと、お互いから出るエチレンガスで追熟を早めることができます。
手順3:冷蔵庫に入れる
りんごは寒い場所を好み、暖かい場所を嫌う果物なので、冷蔵保存するのがおすすめです。また、冷蔵室よりも野菜室の方が、果物や野菜の保存に適した温度が設定されているため、できれば野菜室で保存するのがベストです。
冷凍保存でさらに長期保存も可能!
生鮮食品は基本的に冷凍保存すると長持ちします。りんごのを丸ごと冷凍する場合は1ヶ月、切ったりんごでも3週間ほど保存可能です。りんごを冷凍保存する際の手順は以下の通りです。
- りんごを流水でよく洗い、水気をキッチンペーパーでしっかりと拭き取ります。
- りんごをラップでぴったりと包みます。
- ラップで包んだりんごを冷凍可能な保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じます。
- 冷凍庫で保存します。
なお、カットしたりんごを冷凍保存する場合は、全体にレモン汁を少量ふりかけると変色を防ぐことができます。カットしたりんごも、冷凍すれば1ヶ月ほど日持ちするので、食べきれず残してしまったときにも役立ちます。
冷凍したりんごは、氷の食感を生かしてシャーベットとして食べたり、ジャムやコンポートなど加工して楽しむのがおすすめですよ!
りんごの大量消費レシピ
どうしてもりんごを賞味期限内に食べきれそうにないときは、大量消費レシピを活用しましょう!加熱調理することで賞味期限が伸びるだけでなく、他の食材と合わせたり、食事に取り入れやすくなるので、生の状態よりも効率よく消費できますよ◎
りんごのジャム
りんごをジャムに加工するメリットは、美味しさの他に保存性です。りんごジャムは密閉容器に保存し未開封であれば約半年も保存可能です。パンやヨーグルトとの相性はもちろん、料理の隠し味にも活用できるので、ぜひりんごが余ったら手作りジャムにチャレンジしてみてください!
りんごのコンポート
コンポートとは砂糖煮のことで、りんごを水や砂糖水などで煮て作る料理です。ジャムと違い煮詰めず、りんごの食感や風味をしっかり残したまま美味しく食べることができます。保存期間はジャムと比べると少し短く1週間ほどですが、冷やしても美味しく食べられるのでデザートにぴったりです!
アップルパイ
こちらもりんごの定番の加工方法です。アップルパイを作った後に冷凍することで、1ヶ月ほど保存できます。日が経って少し悪くなってしまったりんごや、冷凍して食感が変化したりんごの加工方法としておすすめです!
りんごの加工レシピについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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安心してりんごをまとめ買いしちゃおう!
りんごは保存方法や加工など、工夫を加えることで長い間楽しむことができます。ギフトとして贈る際に、今回紹介した保存方法などを一緒に伝えると喜ばれるかも◎
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