鮮やかな色をしていて、キズや痛みがない綺麗なりんごを選んだけど、食べると美味しくなかったという経験はありませんか?今回は美味しいりんごを見分けるポイントを4つ紹介します。これからは失敗せずに、美味しいりんごをゲットしましょう!
前提:好みの品種を見つけよう!
りんご選びで最も重要なのは、自分の好みの品種を見つけることです。りんごは非常に多くの品種があり、それぞれ味や食感も全然違います。品種によって旬も違うため、いつ買うのがよいのかも変わってきます。
りんごの品種や旬についてはこちらの記事で紹介しているので、たくさん食べ比べをして自分の好みのりんごを見つけてください!
りんごの見分け方のポイント
美味しいりんごを見分けるポイントは4点あります。
質感、軸、重さ、皮の色が代表的なもの。それぞれについてご紹介します!
①質感
表面がツルツルしているものが綺麗に見えるので甘く見えますが、実は多少凹凸があったほうが味は美味しいです。この凹凸は「いぼり」と呼ばれ、果肉の充実した食べ頃のりんごです。意外と出回っている数も少ないので見つけたら購入してください。
食べ頃の合図は、果皮にテカりが出てきた頃です。このテカリは油あがりと呼ばれ、果皮からろう質の成分が分泌される現象です。「ろう質の成分」なのですが、食べごろになるとリノール酸やオレイン酸という油が食べごろりんごの中から浮き上がります。このリノール酸やオレイン酸は人間の体にも必須の栄養素なので安心して食べられます。
②軸
軸がしっかりしているりんごは栄養の吸収が良いと言われています。さらに軸の根元が深く窪んでいて変形していないものや、軸の部分がパックリ割れた「ツル割れ」という状態になっているりんごは甘みが強いと言われています。割れた部分を直そうと、りんごの果実に糖分が集中するのだそうです。ツル割れのりんごもあまり市場に出回りませんので、こちらも見つけたら購入をおすすめします。
③重さ
りんごは皮が薄いので水分がとても抜けやすい果物です。美味しくて新鮮なりんごは水分を多く含んでいるので、持ったときにずっしりとした重みを感じるものは美味しさの証拠です。りんごを購入する時、いくつか持ち上げてみてください。ずっしりとした重さを感じるりんごは美味しいはずです。
④皮の色
お尻の部分の色づきの薄く、地色の青いりんごはまだ未熟なことが多いようです。ポイントとしてはお尻が黄色いりんごを選ぶことです!品種によっては皮の色にムラがある場合もあるのでこちらの記事で品種の特徴をチェックしてみてください!
赤りんごと青りんごの見分け方の違い
質感・軸・重さの3つは赤りんごと黄りんごは同じ判断基準で選んで問題ありません。大きな違いは皮の色です。青りんごは成熟した状態で緑色なので色ムラが見にくい特徴があります。青りんごは、品種によって異なりますが、基本黄色の色が強いほど熟していると言われているので、青りんごの場合もお尻の部分の地色が緑というより黄色に近くなっているりんごが食べごろです。熟している分あまり日持ちはしないので注意してください。
見分け方をマスターして美味しいりんごをゲットしよう!
今回紹介したポイントをしっかりおさえれば、誰でも簡単に美味しいりんごをゲットすることができます。ぜひ次回から活用してみてください!また、りんごの品種についても、たくさんの種類を食べ比べてみることで自分の好みのりんごを見分ける事ができます。それぞれの味わいを楽しんでみてください!