秋になると、スーパーの果物コーナーにずらりと並ぶ旬のりんご。色鮮やかで傷のない綺麗なりんごを選んだけど、食べるとあまり甘くなかったという経験がある人も少なくないでしょう。
そこで今回は、美味しいりんごの見分け方を紹介します。赤りんごと青りんごの見分け方の違いも分かりやすく解説するので、りんご選びに失敗したくない人はぜひ参考にしてくださいね◎
まずは好みの品種を見つけよう!
りんご選びで最も重要なのは、自分の好みの品種を見つけることです。りんごは非常に多くの品種があり、それぞれ味や食感などの特徴が異なります。また、品種によって旬の時期も異なり、中には短い期間しか出回らないものもあるため、お目当てのりんごはいつ頃購入できるのかチェックしておくことも大切です。
りんごの品種や旬についてはこちらの記事で紹介しているので、まだ自分好みのりんごが見つかっていない人は、ぜひ合わせてお読みください◎
りんごの見分け方のポイント
美味しいりんごを見分ける主なポイントは、質感、軸、重さ、色の4つです。ここでは、それぞれのポイントごとに詳しい見分け方を紹介します。
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※2024年4月~2024年8月のデータ質感
表面がツルツルしているものが綺麗に見えるので甘く見えますが、実は多少凹凸があったほうが味は美味しいです。この凹凸は「いぼり」と呼ばれ、果肉の充実した食べ頃のりんごです。意外と出回っている数も少ないので見つけたら購入してください。
食べ頃の合図は、果皮にテカりが出てきた頃です。このテカリは油あがりと呼ばれ、果皮からろう質の成分が分泌される現象です。「ろう質の成分」なのですが、食べごろになるとリノール酸やオレイン酸という油が食べごろりんごの中から浮き上がります。このリノール酸やオレイン酸は人間の体にも必須の栄養素なので安心して食べられます。
軸
軸がしっかりしているりんごは栄養の吸収が良いといわれています。さらに軸の根元が深く窪んでいて変形していないものや、軸の部分がパックリ割れた「ツル割れ」という状態になっているりんごは甘みが強いといわれています。
割れた部分を直そうと、りんごの果実に糖分が集中するのだそうです。ツル割れのりんごもあまり市場に出回りませんので、こちらも見つけたら購入をおすすめします。
重さ
りんごは皮が薄いので水分がとても抜けやすい果物です。美味しくて新鮮なりんごは水分を多く含んでいるので、持ったときにずっしりとした重みを感じるものは美味しさの証拠です。
りんごを購入するときは、ぜひいくつか持ち上げてみてください。ずっしりとした重さを感じるりんごほど、美味しいはずです。
皮の色
果皮の色づきが薄く、地色の青いりんごはまだ未熟なことが多いようです。しかし、品種によっては皮の色にムラがあるものもあります。例えば、ジョナゴールドは完熟しても全体が赤くならず、まばらに黄色が入っています。
そのため、色で美味しいりんごを見分けるには、お尻の部分をチェックするのがおすすめです。お尻の部分が緑色のものは未熟な可能性が高いため、黄色や飴色をしているものを選びましょう。
赤りんごと青りんごの見分け方の違い
赤りんごも青りんごも、質感・軸・重さの3つは同じ判断基準で選んで問題ありません。大きな違いは皮の色です。青りんごは完熟しても緑色をしているため、色ムラを見分けにくい特徴があります。
しかし、青りんごは基本的に黄色っぽさが強いほど、よく熟しているといわれています。また、青りんごもお尻の部分が緑より黄色に近くなっているものが食べ頃です。
赤りんごを選ぶよりも少しだけ難易度が高めなので、青りんごを選ぶ際は慎重にチェックしてみてくださいね。
見分け方をマスターして美味しいりんごをゲットしよう!
今回紹介したポイントをしっかりおさえれば、誰でも簡単に美味しいりんごをゲットすることができます。ぜひ、次回からりんごを選ぶ際に活用してみてください!
また、りんごにはたくさんの種類があり、赤りんごと青りんごの違いだけでなく、個性豊かな品種の食べ比べ楽しめます。それぞれの味わいを確かめながら、自分好みの美味しいりんごを見つけてみてくださいね◎