箱入りのりんごを購入した際、美味しいうちに食べきれるか心配になることもありますよね。そんなときにおすすめしたいのが冷凍保存です。実は、りんごを冷凍するとたくさんのメリットがあり、生のままとは一味違った楽しみ方もできるんです◎
今回は、りんごの冷凍方法や冷凍りんごの活用法について紹介します。食べきれないほどたくさんのりんごがあるときは、ぜひお試しください!
りんごを冷凍するメリットは?
まずは、りんごを冷凍するメリットを紹介します。
長期保存が可能になる!
冷凍保存のメリットといえば、保存期間が伸びること。お肉や野菜と同じように、りんごも冷凍させることで長期保存が可能になります。冷凍したりんごの保存期間は、約1ヶ月ほどです。食感は少し変わってしまいますが、りんごの甘みや爽やかな風味はそのままに、美味しく保存することができますよ。
新食感が楽しめる!
りんごを冷凍すると、果肉の水分が膨張して細胞を壊し、食感が変化します。解凍時間によって食感は変わりますが、生のりんごとは異なる新食感を楽しむことができます。例えば、室温で5分ほど自然解凍すると、シャリとろ食感のシャーベット状になります。口の中でとろけるような舌触りも楽しめ、ひんやりと冷たいお手軽デザートが完成しますよ。
甘みが増す!
りんごの甘さの一部となっている果糖と呼ばれる糖分は、冷やすと甘さを感じやすくなります。そのため、りんごを冷凍すると生の状態よりも強い甘みを楽しめるようになります。これにより、解凍してそのまま食べるのはもちろん、スムージーやコンポートなどのアレンジレシピにも美味しく活用することができます。
りんごを冷凍する方法は?
ここからは、りんごを冷凍する方法やコツについて紹介します!
まるごと冷凍
りんごをまるごと冷凍する方法は、最も簡単でお手軽です。皮を剥く手間も省けて、栄養が逃げにくいのも嬉しいポイントです。
- りんごを流水でよく洗い、キッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取ります。
- 冷凍用ポリ袋にりんごを1個ずつ入れます。
- 空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍庫で凍らせます3。
コツ
ヘタの周りは水分が残りやすいので、特に注意して拭き取りましょう。
カットして冷凍
りんごをカットして冷凍する方法は、アレンジしやすく解凍時間も短縮できて便利です。スムージーなどに加工する際は、この方法がおすすめですよ。
- りんごを洗って水気を取り除きます。
- 皮付きのまま8等分程度のくし切りにし、芯を取り除きます。
- ジッパー付き袋に重ならないように並べて入れ、冷凍庫で保管します。
コツ
りんご同士がくっつかないよう、平らな場所で冷凍させましょう。
すりおろして冷凍
りんごをすりおろして冷凍する方法は、解凍すればそのままジュースに活用でき、離乳食に使いときにもおすすめです。小さなお子さんがいるご家庭では、この方法で冷凍しておくと便利ですよ。
- りんごを洗い、水気を取り除きます。
- 皮付きのままくし切りにして芯を取り除き、すりおろします。
- ジッパー付き袋に平らに入れ、冷凍庫で凍らせます。
コツ
薄く平らに伸ばすと、必要な分だけ取り出しやすくなります。
コツと注意点
りんごをカットしたり、すりおろしてから冷凍する場合、果肉が変色してしまうことがあります。変色が気になる場合は、冷凍前にレモン汁に5分程浸けておくとキレイな色のまま保存できますよ。また、冷凍したりんごは完全解凍するとベチャッとした食感になるので、半解凍で食べるのがおすすめです。加熱調理する場合は、凍ったまま使うと時短になりますよ。
なお、りんごを冷凍した際の日持ちは、約1ヶ月程度です。長期保存に便利ですが、冷凍庫に入れっぱなしにしておくと保存期間を過ぎてしまうこともあるため、できるだけ早めに消費しましょう。
冷凍したりんごの活用方法は?
そのまま食べる
凍らせたりんごの食感を活かしてシャーベットのように楽しむのもおすすめです。調理する手間が必要なく、冷凍のりんごを常温に置いて半解凍にするだけ!りんご本来の自然な味わいを存分に楽しめるお手軽なスイーツです。
スムージー
他の果物や野菜と一緒にミキサーにかければ人気のスムージーに!冷凍りんごを使うとりんごの甘みが引き立ち、全体の味を飲みやすく整えてくれます。りんごは他の果物や青野菜との相性が良いので食材を選ばずに作れます。
コンポート
フランス語で「果物の砂糖煮」という意味のあるコンポート。ジャムと違い煮詰めないので、糖分の摂取を減らすことができます。しっかりと火を通すため、日持ちさせたい人や冷凍したりんごの食感が気になる人におすすめのレシピです。
離乳食
細かくみじん切りにしたりんごを製氷皿に入れて冷凍すると、シャキシャキのままでは食べづらい月齢の赤ちゃんでも食べられる離乳食になります。
乳児に食べさせる際に注意する点が2つあります。1つ目は、必ず再加熱をしてください。冷凍をしているとはいえ細菌が心配になるので、解凍後にもしっかりと加熱するようにしてください。2つ目は赤ちゃんの月齢です。りんごを食べさせられるのは、おおよそ7~8か月以降の離乳食中期からにしましょう。
りんごを冷凍して新たな味わいを楽しもう!
今回はりんごの冷凍方法や注意点、活用法について紹介しました。りんごを冷凍することで、美味しく飽きずに食べ切ることができます。りんごの冷凍は、保存日数を伸ばしながら新たな食感を楽しめる裏技です。食べきれないほどたくさんのりんごがあるときは、ぜひお試しください◎
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