恋空の特徴
「恋空」は果形は赤道断面が円形で、縦割りにすると偏円の物から円形のものまであります。
果皮は全体に赤く色付きやや大きめの果点が全体に見られます。商標名の恋空は2007年に公開された、今井夏木監督の映画「恋空」からきているそうです。
大きさ
恋空は150~250グラム程の比較的小さなりんごです。
旬の時期
恋空は早生種で、収穫は8月中旬のお盆前後となっています。貯蔵性が低く、収穫後すぐに出荷され出回る期間がとても短いリンゴです。
恋空の歴史
恋空は青森県りんご試験場において、1984(昭和59) 年に系統名67-45(あかね×レロ11)に極早生種の夏緑を交配し生まれた実生を育成したもので、2004(平成16)年に「あおり16」として品種登録されています。ちなみにレロ11は東光とリチャードデリシャスから生まれたりんごです。「恋空」というのは品種名あおり16に付けられた商標で、「あおり」は青森県りんご試験場の略で、そこで生み出されたリンゴを意味します。
恋空の産地
恋空は青森県のオリジナル品種で、青森県でのみ生産出荷されています。平成25年産の栽培面積は8.8haとなっており、リンゴ全体に占める割合はとても少なく、希少性は高い。
恋空の味
果肉の色は白で、やや硬めで渋みは無く、甘味と酸味のバランスがとれ、果汁も多いりんごです。柔らかくなりやすいので、早めに食べたほうがよいと思われます。