シナノドルチェの特徴
「シナノドルチェ」の形はやや縦長で、熟すと果皮がきれいな赤色に染まります。表面には縞模様が見られ、さわったときのべたつき感はあまりありません。名前の由来は、当時の長野県知事だった田中康夫氏が命名したとのこと。長野県の旧国名「信濃」と、甘いお菓子やデザートを意味するイタリア語の「dolce(ドルチェ)」から取ったそうです。1999年(平成11年)に品種登録された「シナノゴールド」は、シナノドルチェと両親が同じ姉妹品種ですが、シナノドルチェは果皮が赤色にたいし、シナノゴールドは果皮が黄色です。
大きさ
シナノドルチェは果実の重さは300~350g程度です。
旬の時期
シナノドルチェが多く出回る時期は9月中旬から10月頃です。
シナノドルチェの歴史
シナノドルチェは長野県果樹試験場が育成した品種です。品種登録されたのは2005年(平成17年)で、両親は「ゴールデンデリシャス」と「千秋」。長野県のオリジナルりんご「シナノシリーズ」の1つです。
シナノドルチェの産地
長野県:54.2ha(94.76%)
山形県:3ha(5.24%)
シナノドルチェの味
適度な甘味と酸味があり、香りがよくて果汁も豊富に含まれています。肉質は少し粗めですが歯切れがよく、黄白色の果肉はサクっとした食感です。