世界一の特徴
「世界一」は、世界一大きいと言われるほど大玉で、大きいものだと1個で1キロを越えるものもあるそうです。大きさが見栄えするので贈答向けとして扱われる事が多く、海外でも人気があるようで市場価格は常に高い高級品種です。形は円から円錐形で玉揃いもよく、底の部分にはデリシャス系らしいコブが見られます。果皮は全体に赤く色付き、ピンクの果点と縦じまが入っています。
全体が赤く着色していて、ずっしりと重みを感じるものがおすすめです。世界一はサイズが大きいりんごですが、大きすぎると甘味や日持ちがやや落ちることがあるので、あまり大きさにこだわる必要はないでしょう。
生食するときは、なるべく皮ごと食べるのがおすすめ。ポリフェノールや食物繊維などの栄養が皮の部分に含まれているので、より多くの栄養を摂取できます。
大きさ
果実は平均500g前後にもなる大玉で大きいものだと1個で1キロを越えるものもあるそうです。
旬の時期
世界一の収穫は10月の中旬頃から下旬にかけて行われます。収穫後そのまま出荷されるものと、冷蔵貯蔵され、徐々に出荷されるものがあり、春頃まで出回ります。食べ頃の旬は10月下旬から年明けの1月頃までとなります。
世界一の歴史
世界一は青森県りんご試験場において1930(昭和5)年に「デリシャス」に「ゴールデン デリシャス」を交配し、生まれた実生から選抜育種されたもので、正式名称は「青リ4号」とされています。当時育種に参加した弘前市の對馬竹五郎氏によって「世界一大きなリンゴ」と宣伝されたことから、そのままそれが名称として採用されたとの事です。
世界一の産地
青森県:115ha(99.05%)
山形県:1.1ha(0.95%)
世界一の味
果肉は緻密でややかためです。甘味の中にほどよい酸味もあり、果汁をたくさん含んでいて食味も良好です。大玉のものは見た目のインパクトがあり、食べ応えも十分。ただし、大きすぎるものは日持ちがやや劣ることがあるようです。